スナイデル バロン ドール

スナイデル バロン ドール

2010年のバロンドールがメッシに渡された時点で賞レースは終わっていた。 勝利への闘志ならスナイデルはメッシやクリロナに劣らない。 Posted at 00:26 on 2020-06-09 by スナイデル連呼してる人はfifaバロンドールとバロンドールはそもそも違う賞だと理解したほうがいい Posted at 11:18 on 2018-12-04 by 391949 Copyright(C) 2020 SHUEISHA Inc. 記事・写真の無断転載を禁じます。Copyright (C) 1999-2020 mixi, Inc. All rights reserved. 2009-10はスナイデルのベストシーズンだった。 W杯とclで最も活躍したスナイデルがバロンドールで4位という結果は、当時も疑問視されていて、uefa会長だったミシェル・プラティニは2011年から記者投票によるuefa欧州最優秀選手賞を立ち上げた。 1: 久太郎 ★ 『フランス・フットボール』は20日、同誌が主催するバロンドール(世界最優秀選手賞)を2020年は決定しないと発表した。 バロンドールは、1956年に同誌が創設した賞。その年の世界最高のサッカー選手に贈られる由緒ある個人タイトルだ。 スポブルアプリをダウンロードしようすべて無料のスポーツニュース&動画アプリの決定版!QRコードを読み込んでダウンロード欧州スター選手列伝 2010年のFIFAバロンドールはリオネル・メッシ(アルゼンチン)が受賞している。2位はアンドレス・イニエスタ(スペイン)、3位シャビ・エルナンデス(スペイン)と、バルセロナの3人でトップ3が占められた。 FIFA最優秀選手賞とバロンドールが合体していたこの時期、投票は各国代表チームの監督、主将、そして記者投票の総合で受賞者を決めている。 1位のメッシは総投票の22.65%を獲得。監督、主将の投票でトップ。ただし、記者投票で1位だったのは、全体では4位のヴェスレイ・スナイデル(オランダ)だった。 記者投票では7.70%を獲得したスナイデルが1位、2位はイニエスタ(7.53%)、3位シャビ(5.96%)で、メッシは4位(4.38%)なのだ。 スナイデルはアジリティとボールコントロールがすばらしい。狭いスペース、わずかな時間でも、素早いステップと無駄のないコントロールでボールを受けられる。ポジションは古典的とも言えるトップ下だが、このアジリティとテクニックのおかげでスナイデルはプレーする場所を消されない。古典的なプレーを現代のサッカーに蘇らせたところが稀少価値といえる。 ビジョンも特別。瞬時に敵味方の動きを見逃さず、ジャストなタイミングで最適のパスを繰り出せる。スナイデルがいなければ成立しない攻撃は、オランダ代表や当時所属していたインテルで数多く見受けられた。鋭い振りから放たれるシュートも正確かつ威力があり、多くの得点もゲットしている。 2009-10シーズンは、インテルの3冠 (セリエA、コッパ・イタリア、CL)に大きく貢献。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)では、準決勝でバルセロナを破り、決勝ではバイエルンを制して優勝している。 2010年の夏には、南アフリカW杯が行なわれている。優勝はスペインだったので、イニエスタとシャビが支持されていたのは理解できる。準優勝はオランダ、スナイデルは10番として活躍し、大会5得点はダビド・ビジャ(スペイン)、トーマス・ミュラー(ドイツ)、ディエゴ・フォルラン(ウルグアイ)と並ぶ最多だった。 2009-10はスナイデルのベストシーズンだった。 W杯とCLで最も活躍したスナイデルがバロンドールで4位という結果は、当時も疑問視されていて、UEFA会長だったミシェル・プラティニは2011年から記者投票によるUEFA欧州最優秀選手賞を立ち上げた。 プラティニは「旧来のバロンドール精神」を受け継ぐ賞として、FIFAバロンドールに対抗したわけだ。 以下は「UEFA欧州最優秀選手賞」(前者)と「FIFAバロンドール/バロンドール(16年より)」(後者)の受賞者である。2011年 リオネル・メッシ/リオネル・メッシ 2つの賞で受賞者が違うのは12、13、19年の3回。もしUEFAのほうが10年からスタートしていれば、スナイデルが受賞していただろう。個人的な感想だが、UEFAのほうが妥当な選考に思える。直近の2019年に関していえば、2018-19シーズンのCLでリバプールが優勝している。シーズン中、誰にも1対1で負けなかったフィルジル・ファン・ダイク(オランダ)の貢献度は絶大だった。 そもそもチームスポーツであるサッカーで個人賞を決めるのは簡単ではない。たんに誰が最も優れた選手かという観点から選べば、もうこれはずっとメッシが受賞することになりかねない。監督や主将はそういう観点から選ぶ傾向がありそうで、FIFAのほうはほぼ毎回メッシかクリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル)が受賞している。 結局のところ、チーム成績と個人能力を天秤にかけて落としどころを探るのが個人賞のあり方で、記者投票はそのさじ加減の塩梅は利きやすい。 ただ、完全記者投票だったころのバロンドールにも、疑問の残るケースはいくつもあった。 1960年はルイス・スアレス(スペイン)が受賞しているが、2位のフェレンツ・プスカシュが共産圏ハンガリー出身ということで票が集まらなかったのが原因と言われている。逆に1964年のルイス・スアレスはセリエA、ヨーロッパ選手権、チャンピオンズカップ(現CL)、インターコンチネンタルカップ(現クラブW杯)を獲ったのに2位、受賞者はデニス・ロー(スコットランド)だった。 1974年、フランツ・ベッケンバウアー(当時西ドイツ)はW杯、チャンピオンズカップに優勝したが、受賞者はヨハン・クライフ(オランダ)。 1999年はリバウド(ブラジル)が受賞しているが、デイビッド・ベッカム(イングランド)が受賞すべきだった。リバウドは国内リーグ優勝に貢献しているが、ベッカムは3冠 (プレミアリーグ、FAカップ、CL)なのだ。コパ・アメリカでの活躍を加味するならリバウドの受賞も納得いくが、コパ・アメリカはバロンドールとは関係がない。 投票者はすべての試合を見ておらず、印象に左右されるのは否めない。その時々でチーム成績と個人の活躍のどちらを重く見るか。一定の基準がない分、バロンドールはいつもブレがある。首を傾げたくなる結果もたびたび起こる。 ただ、2010年のスナイデルに関しては疑問の余地がない。チーム戦績、個人の活躍の両面で文句なしの受賞者のはずだった。スナイデルを4位にしてしまったのは、バロンドール史上最大の誤りと言っていいのではないか。Copyright © SPORTS BULL All rights reserved.

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